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トイレリフォーム費用はいくら?ぼっとん便所の場合
汲み取り式のトイレ、通称ぼっとん便所のリフォームをしたい場合について調べてみました。
近頃は上下水道の普及とともに汲み取り式トイレを利用している家庭は減っていると思いますが、まだぼっとん便所を使っている家はあります。
これから水洗トイレにリフォームしようという方は参考にしてください。
一般的なリフォーム価格20万〜50万にプラスして、便槽の埋戻し費用、浄化槽設置費用などがかかることがあります。
汲み取り式トイレをリフォームする前に確認しておきたいこと
汲み取り式のトイレ、通称ぼっとん便所のリフォームを行う場合には、まず確認しておかなければならないことがあります。
- 1つ目は下水道が通っているのかどうか
- 2つ目は下水道が通っていないまたは遠い場合は浄化槽を設置するのかどうか
手を洗うための上水道の配管工事や電気のコンセントをつける電気工事も同時に行う必要がある場合も多く、トイレリフォームのなかでも工事期間が長くかかるリフォームになります。
汲み取り式トイレの構造
汲み取りトイレは便などをためておく便槽があり、ここへ家の外からバキュームカーがパイプをおろして、便などを汲み取っていきます。
そのため、一般的な水洗トイレにリフォームする場合には、便槽のあとを埋め戻す作業が必要になります。また水洗トイレにする場合には、その汚物が流れる下水道が通っているのが必須ですが、山奥などで下水道が通っていない地域もまだあります。
下水道が遠い場合には、そこまで排水管をのばすのか、それとも浄化槽を設置するのか、またはリフォームを諦めるしかないのか、といった選択肢をせざるを得ない場合も出てきます。
下水道が通っていない地域には、浄化槽を敷地内に設置することで水栓トイレにすることができます。
トイレ浄化槽の価格
下水道が遠かったり通っていない地域で水洗トイレにしようとする場合、浄化槽を設置することで対応できます。
その場合、浄化槽を購入し地中に埋める作業が必要になります。
浄化槽を購入するための価格は下水を使用する人数によっても異なってきますが、だいたい浄化槽1基で50万円〜100万円前後になります。
トイレの下水だけでなく台所の下水もすべて処理する浄化槽を設置することになります。
これはお住まいの各自治体に連絡して浄化槽設置の届け出などを行う必要があります。
汲み取り式トレイのリフォームにかかる期間は?
汲み取りトイレを水洗トイレにするリフォームには、便槽の撤去や埋戻し、浄化槽を設置したりする場合など、一般的なトイレリフォームの工事期間よりも長くなってしまいます。
長いと2ヶ月位トイレが使えないということになります。 その間はリフォーム業者が簡易トイレを用意してくれる場合がほとんどですので、トイレが出来ないということはありません。
ただ、外のトイレだと寒かったり、ニオイがあったりと不便な生活になってしまうのは仕方ないでしょう。